【NS Conference 2009pre】パネルディスカッション「2009年Socialmedia&CGM新潮流」
2008年11月26日 17:20 >>Satully
最後に、「2009年Socialmedia&CGM新潮流」と題してSNS・ブログ、動画共有、メタバース、モバイルの識者、専門家と人気ブロガーによるパネルディスカッションが行われました。パネリストは下記の4名です。
●株式会社 手嶋屋 代表取締役 手嶋 守 氏
●株式会社ドワンゴ ニコニコ事業本部事業推進部 伴 龍一郎 氏
●THE SECOND TIMES 編集長 箱田 雅彦 氏
●ITジャーナリスト兼コンサルタント 林 信行 氏
ナビゲーターは東京IT新聞編集長の井上 佳国 氏でした。
(文中敬称略)
自己紹介の部分は割愛しまして、パネルディスカッションの部分から書いていきます。まず、観衆の中から質問を受け付けましたが、1個目がちょっと辛辣なものでした。
Q:ソーシャルメディアカンファレンスなのに、メタバース系の話題が多くありませんか。
A:もともとバーチャルワールドカンファレンスの流れでやろうとしていたイベントという経緯はありませんか。ただ、その中で次にどういった流れが来るかと考えたときにソーシャルメディアというポイントを置いて、その中でもソーシャルメディアに近いメタバース系の会社に声をかけさせていただいています。
■シームレス化
手嶋:メタバースは来ないわけではないと思います。早すぎただけ。シームレス化という部分でいうと、最近クライアントの1つ(佐賀新聞)でニコニコ動画の外部プレイヤーに対応ということもあったりして、着実に進んでいます。
伴:ai sp@ceの動画をニコニコ動画に露出することを推進するともに、ニコニコ動画をai sp@ce内で見るということをやっています。
林:「米国で盛り上がるopenID」という記事を2006年に書いた。mixiが対応したというきっかけが大きいが、それがいま日本で来ている。
箱田:シームレスという意味では、個々の要素が個々の役割を持ってつながるイメージ。
ここで株式会社ダレットの越智さん、ブロガーの松本さんが加わるというサプライズがあって、パネリストは6人になりました。
■「次に来るものは何か?」
・リッチコンテンツについて
箱田:GoogleのLivelyが終了するというニュースがありましたが、いま住民の中で反対運動が起こっています。3Dは感情の部分が入ってくるという意味で、そういう部分のもリッチさを感じました。
越智:バーチャルワールドの中では感情面が出たり、より人間らしい振る舞いをするようになるという部分にリッチさがあると思います。
松本:セカンドライフは途中で何やっていいか分からなくなってHDDの肥やしになっている1人ですが、最近注目しているのは漫画のブログ。いきなり3Dといかずとも、そうしたところからリッチ化が進んでいる
手嶋:最近はPixiv(イラストのSNS)がすごい。
・ダレット対ai sp@ce
伴:先日、ai sp@ceをエモーションと音声に対応しました。「土下座をしたい」「会釈をしたい」といったユーザーのニーズもあります。声って訴求力が強いですね。文字では伝えきれないという部分に今後可能性があると思っています。
林:テキスト・時間・場所といった既存のコミュニケーションの軸に加えて、音楽でつながるとか、さまざまな軸が入ってくる
越智:ai sp@ceとダレットでは目指す方向はけっこう違いますね。また、ai sp@ceさんのほうは萌えで、ダレットはもうちょっと中性的なビジュアルにしている。セカンドライフはお手本ではありますが、ビジュアル的には受け入れがたい部分はありました。
・いま不便なことって?
手嶋:SNSを配った先の運営者がお金儲けに苦労しています。ソーシャルメディアは収益化に結びつきにくい部分があります。それを何とか存続しえるだけのお金がまわる仕組みをつくっていきたいです。
伴:ai sp@ceはいまのところファンコミュニティとして考えている。だけどそれだけでは難しくて、何かゲーム的なものを導入したり、目標を設定するなど、MMORPGにあるような共有体験をどうやって作り上げていくかに悩んでいます。
林:日本市場ってやはり小さいです。iPhoneのAppStoreではアプリを世界展開で売ることができます。また、非デジタルなものとのバランスをとってソーシャルメディアで最大限に効率化するというようにしたい。
箱田:いまのソーシャルメディアって能動的に使う必要があって、使うことが目的化している部分があります。
越智:ダレットワールドは、本来やってほしいなという人に遠いな、というジレンマがあります。遠くなってしまっている理由はなんでもできてしまうことでサイズが大きくなってしまうことと、技術とやりたいことの乖離があることです。
松本:日本ではソーシャルニュースは定着しませんでした。リッチ化を進めつつ、そのサービスを愉しんでいくかということも考えていく必要があると思います。
・自分の欲しいモノ
手嶋:キラーサービス、キラーアプリケーションが欲しい。このために使う、と言えるようなアプリの登場が臨まれます。
伴:ニコニコ大百科でも試みていますが、まとめサイト的な形で関連情報をまとめて紹介してくれるサービスがあるといいなと思います。
林:電池が長持ちするiPhoneが欲しいです。
箱田:キラーな事例が欲しいと同時に、ユーザーの中から声を集めてまとめていきたいです。
越智:ネットは検索しないと分からないので、コンシェルジェ的なサービスが欲しいです。
松本:ブログはもっと進化していいと思います。まだもっとやれることは多いと思います。
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