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第13回日本バーチャルリアリティ学会大会に行ってきました--最先端のVR技術のハイライト【研究発表編】(1/2)

2008年10月29日 16:30 >>Satully

 9月24日(水)から9月26日(金)まで奈良先端科学技術大学院大学で開かれていた、第13回日本バーチャルリアリティ学会大会に参加してきました。

 これは日本バーチャルリアリティ学会が毎年開催しているもので、名前の通りバーチャルリアリティ技術に関連する大学(院)生や教育機関・企業の研究者が一同に会して研究発表や展示を行うイベントです。

 

 開催地は毎年変わりますが、今年の開催地だった奈良先端科学技術大学院大学は奈良県生駒市の郊外にあり、広大な敷地とのどかな自然に囲まれたとてもきれいなキャンパスでした。

 

 

 大会は3日間にわたって行われ、5つの会場(教室)で同時並行で行われていた研究発表と、常設の企業展示と技術・芸術展示

が主なプログラム内容でした。

 

 そのほか、立食パーティ形式のなかで各発表者が1分のプレゼンテーションを次々と行っていく「Snack&Snap Talk」や、各研究室を実際に訪問できる「テクニカルツアー」、アニメ「電脳コイル」の原作・脚本・監督である磯光雄氏を招いての特別セッション、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに会場を移しての夜のセッションなどの趣向を凝らした企画も数多く行われていました。

 

 「学会」の内容について一般のメディアが取り上げるのはきわめて異例ですが、専門的な内容はさておき、バーチャルリアリティ分野の最先端の技術に対して興味を持ってもらえるきっかけになればと思います。

 

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 研究発表は計38セッションあり、各セッションの中で4〜6人が10分程度で次々と発表を行っていくというスタイルで、非常に多数

の発表がありました。ごく一部をピックアップしてご紹介します。

 

 

#視覚障碍者が手軽にスポーツを体験できるインタラクティブシステムの開発(アート&エンタテインメント)

 

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 まず、いかにも「バーチャルリアリティ」といったものから。

 

 視覚障碍者といわれる人の中には運動に対する意欲が高いにも関わらず、適した運動スタイルが少ないために実施できていない人が多くいます。特に球技は難しいのが現状ですが、本研究では視覚障碍者向けのテニスゲームのプロトタイプを製作し、実際に視覚障碍者を対象に実験を行いました。

 テニスをやったことが無い人がほとんどであったため、ラケットを振る動作が分からなかったという意外な結果や、製作したものが果たしてテニスの疑似体験になりうるものだったかどうかなどの課題が提示されていました。

 

 

 

#色情報を用いた広域VRシステムのためのコード化した模様デザインの多様化(ウェアラブル/ユビキタスVR)

 

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 床のタイルなどには模様が描かれています。人間の目で見るとただの規則的な模様に一見見えますが、この模様の「かたち」を巧みに組み合わせることで、カメラで読み取り機械的に処理の行える「情報」として扱えるようにするという技術があります。

 たとえば建物の中でいまどこにいるかといった位置情報を提供するといった例があります。

 

 こうした模様の「かたち」に加えて、模様の色情報を読み取らせることでより拡張性のあるシステムにしようというのが本研究です。 

 

 色というのはカメラのレンズや照明の状態に左右されやすいですが、この発表ではさまざまな実験結果を提示しながら適した色の使い方を考察していました。

 

 

 

#ピアノ演奏における手指動作の自動生成—MusicXMLを入力とした3DCGアニメーション(アート&エンタテインメント)

 

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 ピアノ演奏は、楽譜を見ただけでは非常に難しいものです。本研究は楽譜から手指の3DCGアニメーションを自動生成し、ピ

アノ練習に役立てるというものです。

 楽譜をXMLというデータ形式に変換し、そこから手指の運動情報を計算。

動作には行列式などを使った逆運動学(手指の位置から関節の動きを計算すること)を用いて手指のアニメーションを再現しています。

 



 この動画でわかるように、とても自然な手指の動きが再現されていました。これならピアノ初心者でも手指の動きを真似することでスムーズに練習できそうです。楽譜をもとに自動生成というのが便利ですね。

 

 

今回ご紹介しきれなかった分は近日アップ予定の次回でご紹介いたしますので、お楽しみに! 

 

 

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